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アーカイブ: 2018年2月

コーヒーの花が咲いてミツバチが来た


201802 bee 201802 bee2 201802 flower
花が咲いた。思ったよりも少ない。今年はもっと一斉に咲くかと思ったが、なんだか、ばらばらと咲く。控えめなコナスノー。

蜜蜂が忙しそうに働く。不思議なことに気が付いた。今朝はほとんどが花粉収集の蜜蜂だらけ。後ろ足のわきに花粉玉を付けているので、花粉収集係とわかる。蜂蜜収集係は花粉玉を付けていない。例年は2割くらいが花粉収集係で、ほとんどが蜂蜜収集係だが、今朝は9割以上が花粉収集係。

花粉玉は花によって色が違う。コーヒー畑の花粉玉は白い。コーヒー畑に勝手に生えてくる野生のニガウリの花の花粉玉は黄色い。

花粉玉は巣内の幼虫の餌(ロイヤルゼリー)の原料。タンパク質豊富で体を大きくする栄養素が豊富。一方、十分成長した働き蜂は糖分が中心のハチミツを食べる。それをエネルギーに、ひたすら働き続ける。

花粉を集めているということは、女王が卵をたくさん産んで幼虫が増えているという事なのかなあ?

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コーヒー畑の土が生きている


201802 fungus 201802 fungus2
コナは今が乾期。昨日は恵の雨。一日中降った。

農作業ができないので、家で納税のための2017年の決算処理。計算してみて驚いた。過去最大の大赤字。ガックリ。もう、活力ゼロ。

ところで、今朝、畑に出て雑草を抜いたら根の周りの土に菌糸がぎっしりと付いている。

一昨日まで、乾燥してカラカラでサラサラの土だったのに、雨が降ったら、一斉に菌糸が活動開始。凄い回復力。私と違って、土壌は活力満点。

昨年から使っている肥料(魚を炭化させたものにEM菌を培養したもの)が効いているのだろうか。

ドンドン肥えろ!

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コーヒー豆の精製完了


201802 Gravity table
精製所にてParchmentの皮をむいて、サイズ分けして、比重で選別。

比重選別機は左側が少し高くなっていて、テーブルを振動させるたびに比重の重いもの(高品質)は左側に、軽いものが右側に行く仕組み。

精製所の方からは、今年も私どもの豆が群を抜いてコナで一番欠陥豆が少ないとお褒めの言葉をいただきました。
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コーヒーの花のつぼみ


201801 buds

今日、ホルアロア方面に行ったらコーヒーの花が満開。畑が白い花でいっぱいになり、まるで雪化粧をしているように見えることから、これをコナではコナスノーと呼ぶ。

うちの畑はまだだが、昨夜、一か月半ぶりにまとまった雨が降ったので、来週にはコーヒーの花が満開に咲きそう。つぼみが膨らんでいる。今年のコナスノーは盛大になりそう。

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落穂ひろい


Millet
ミレーの有名な絵画「落穂ひろい」。昔の欧州では聖書の律法に従い、穀物の刈入れ後に、刈り残したものは寡婦や孤児などの貧者が拾う権利を持っていた。一種の貧者救済策。不謹慎にも、この絵画を見たとき、その宗教的背景よりも、日本人の田植えの姿勢とは随分と違うなという呑気な印象を受けた。

西洋人は日本人に比べて骨盤が前傾している。「落穂ひろい」の女性たちのように、背中と長い脚を伸ばしたまま骨盤を90度ぐらい前屈させて地面に手を伸ばすことができる。脚が長く、骨盤が前傾して、腕が長い西洋人ならではの姿勢。骨盤が直立している日本人は腰で体を折れない。日本人の田植えはもっと膝を曲げて腰と背中を丸める姿勢となる。

コーヒー摘みでも、地面に近い低い枝の実を摘むときに白人系メキシコ人ピッカーは「落穂ひろい」と同じ姿勢になる。一方、日系人やインディオ系メキシコ人はしゃがんで摘む。腰痛に悩む私などは、常に膝当てを装着して、膝まづいて摘む。

コーヒー摘みに関しては、低い枝はしゃがんで摘んだ方が良い。コーヒーの実は枝の下側や葉の裏側にも隠れているので、しゃがんで下から見上げないと見逃しやすい。摘み残すと害虫の餌食になる。コナを含め世界中の産地でCBB(Coffee Berry Borer)という害虫が猛威を振るっている。その害虫対策の一つが、赤く完熟した実を摘み残さないこと。摘み残した実は発酵してCBBを引き付け、高い確率で虫食いになる。そして、翌年に害虫被害を繰り越す。だから、摘み残してはいけない。

落穂ひろいスタイルは上から見下ろすので摘み残しやすい。そこで、膝当てを買い与えて、私のようにしゃがんで下から見上げろとやらせてみた。しかし、正座の習慣のない彼らは長時間膝を折り曲げると痛いらしい。結局、落穂ひろいスタイルに戻ってしまう。

白人(メキシコ人。概してアメリカ人は日系人以外はコーヒー摘みなんて重労働はしない。)がコーヒーを摘むのは世界中の産地でコナぐらいだから、コナ特有の姿勢かも。でも、黒人の方がより骨盤の前傾が強いので、アフリカの産地はもっとすごそう。

仕方がないので、彼らが摘んだ後を、私が四つん這いで地面に這いつくばって、摘み残した実や地面に落ちた実を拾う羽目になる。うちの畑に新顔のピッカーが来ると、「あの地面を這っているチーノ(中国人・アジア人)は何者だ?」「彼がパトローネ(農園主)だよ」「えっ!なぜ農園主が?」などの会話が聞こえてくる。欧州の落穂ひろいは貧者の救済策だが、うちの農園では私の係だ。

彼らにも言い分がある。うちの農園の剪定は低すぎるという。コーヒーの木は収穫し易い高さに保つために、3年に一度、膝の高さに幹をばっさりと切る(カットバック)。切り株から新たな幹が生え、3年かけて新たな枝を伸ばす。もっと高い位置で剪定すれば、枝は全体に高くなる。背の高い彼らには良いが、寸詰まりの私は上の方の枝に届かない。背伸びして摘むくらいなら、しゃがんで摘んだ方が私は楽だ。

以前にも記したが、コーヒー栽培を始めたばかりの頃、白人系メキシコ人のF君に、剪定は膝の高さでと教わった。早速、教えに従い膝の高さで切った。翌日、F君が来てびっくりして曰く、「膝の高さで切れと言ったのに、低すぎ!」。私はすかさず、「だから、膝の高さでしょ」と膝をあてがって反論。すると、メキシコ人でもなるんだ、目がテンに。妻は大笑いして、「あなたの膝はF君のすね。F君の膝はあなたの腿」とほざいた。

今年も剪定の季節がやってきた。今年は誰の膝の高さで切ろうかな。

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