
ハレイワからワイメアベイを越えてププキアのフードランドを越えると、世界からサーファーが集まるサーフポイントがあります。今年のノースにはすでに冬を思わせる波がきていました。例年よりずいぶん早い20フィートもある高い波です。
ひょんなことから知り合ったワイアルアに住むジョナサンが、自宅工房で製作した物を販売しているマーケットがサンセットビーチでオープンしていると聞いて出かけてみました。ノースに高い波がやって来た土曜のことです。
毎週土曜の午前8時から午後2時まで開催されている「ノースショア・カントリー・マーケット」は、サンセットビーチ小学校(Sunset Beach Elementary School)の敷地を利用しています。サンセットビーチ・エレメンタリー・スクールとは、なんとハワイらしい響きのいい名前の学校なんでしょう。学校の前のカメハメハ・ハイウェイを渡れば、そこは世界のサーフィン・コンテストの会場にもなるビーチ。サーフィンをする者には夢のような場所にある小学校でしょう。ここの子供たちにとって、サーフィンは毎日の生活の一部になっているに違いありません。
小学校の入り口には、マーケットを告げるバーナーがありました。車でスピードを出していると見落としてしまいそうです。入り口の手製の立て看板も、マーケットの存在を知らない人の気を引くには小さい。でも、「少し寄ってみるか」と車を停める人もいるようです。
入り口を入ると駐車場の前に、何張ものテントが行儀よく並んでいました。10ほどのテントと学校の軒先に10ほどのお店が出ていました。ダイヤモンドヘッドのKCCのファーマーズ・マーケットのような人混みはもちろんここにはありません。どこからかスローなハワイアンが流れていました。のんびりした空間には、これ以外の物は何もないと言うほどぴったりのハワイアンでした。
ジョナサンのテントを見つけるのは難しくありませんでした。入り口から3つ目の白い大きな冷蔵庫があるテントの中で、ジョナサンは粘土にデザインを施していました。声をかけると仕事の手を止め、粘土で汚れた手をTシャツの裾でぬぐった。ジョナサンの手はちょっとしたグローブのように大きな手にもかかわらず、握手する力はやさしかった。
素朴な土で焼かれたノースショアをモチーフにした製品にマグネットを付けた彼の作品を、ハレイワのお土産屋さんなどで見つけることができます。カップや花瓶も作る陶芸家のジョナサンは、隣にいる女性を紹介してくれました。フィアンセのステファニーは、シルバーのイヤリングにパール細工していました。
「来月、僕たち結婚するんだ」
ジョナサンの発言にステファニーは、少しはにかみながら笑顔を返し挨拶してくれました。カイムキ地区出身のステファニーは、趣味から始めた手作りアクセサリーの作品を、ジョナサンの作品とと共に販売していたのでした。作品は、日系人のステファニーのミドルネームのAI(愛)がブランド名になっています。ジョナサンの作品を見ると、漢字表記で「愛」がデザインされているのがいくつもありました。
ジョナサンの陶器マグネットは3つで5ドル、ステファニーの手作りシルバーイヤリングは15ドル前後。私は冷蔵庫用にマグネットを6つ、妻は涼しそうな色合いの16ドルのパールのイヤリングを購入しました。
オーガニックな野菜&フルーツ、貝や真珠で作ったアクセサリーやアートなどクラフトのお店を、ゆったりとアサイボールなどを口にしながらのぞく何組かの観光客に出会いました。このカントリーマーケットも人気が出て、ジョナサンとステファニーの作品がもっと売れたらいいのにと思いながら、サンセットビーチにある小学校を出ました。
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ジョナサン&ステファニー

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