9月からABC放送で1960年代のパンアメリカン航空が舞台のテレビドラマが始まりました。アメリカの航空会社が世界で一番光り輝いた時代でした。50年経った今の現状は悲惨なものです。番組の華パンナムは20年前の12月に破産して、現在は存在していません。昨日、アメリカン航空が、ニューヨーク州の裁判所に連邦破産法11条の適用を申請しました。

アメリカのどの航空会社も、2001年の同時多発テロ以降、旅客数の減少や燃料費、保険の高騰で経営が悪化し、大手のほとんどが破産法のもとで再建を進める異常な事態になっています。合併など業界の再編も進んでいます。アメリカン航空は大手では唯一、破産法の適用を申請していませんでしたが、昨年から危ないと言われ、申請も時間の問題と言われていました。

先週、テキサスからダラス経由で帰ってきたのがアメリカン航空でした。行きが、コンチネンタル航空、ユナイテッド航空の乗継でした。現在、アメリカ最大の航空会社のユナイテッド航空も、2002年に破産法を申請しています。昨年にコンチネンタル航空との合併がありました。アメリカでは、どの航空会社も苦戦しています。

アメリカの航空会社の経営の悪さを反映するように、一昔前のサービスはもう期待できない時代になっています。昨年から、預け荷物は最初の一つは一律25ドルがカウンターで徴収されます。2つ目は30ドル。ダラスーホノルルの9時間のフライトでも食事サービスはいっさいありません。どうしても食事がしたければ冷たいサンドイッチを10ドルで購入しなければなりません。イヤホンもレンタルです。インフライト映画を観たり、音楽を聴きたいのなら、イヤホンを有料で借りなければなりません。アルコール類はすべて有料で5ドル、ソフトドリンクが無料になっています。

行きの25ドルで預けた荷物が、空港のターンテーブルに出てきません。積み忘れのようです。後発の便で送られ、遅れること5時間後にホテルに届きました。預け荷物の取り扱いのいいかげんさには、あきれるばかりです。サンアントニオのラゲージ・クレームで、係りの年配の男性に「有料サービスで、このザマはひどいなぁ」と聞こえるように言うと、「返金を望むなら、タッグの表記の場所にコンタクトしたらどうだ!」と、毎度のことのように謝罪の言葉もありません。日本ならば、まず謝罪の言葉があって当然ですが、アメリカでは全く無理なことです。行方不明の荷物が持ち主に戻らず、荷物の中身のさまざまな品々がデパートのように販売されているお店がアメリカにあるのにも驚きます。

究極のコストダウンの結果、サービスの質の低下は仕方ないことでしょう。アメリカで見られる現象が、少し遅れて日本でも見られるのが常になっています。日本航空(JAL)のミールサービスの質が悪いと苦言を言うのは、アメリカから見れば贅沢なことです。近い将来の日本の航空会社の将来を見るフライトでした。

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