
いつも爽やかな風がぬけ、目の前にホノルル港が望めるアロハタワー。私の好きな空間の一つです。でも、ここにある1994年にオープンしたアロハタワー・マーケットプレイスが今瀕死の状態にあるのを以前紹介しました。
現在何とか営業している店舗は、レストランの「チャイズ・アイランド・ビストロ」と「ゴードン・ビアーシュ」など数えるほどの少なさで、悲惨なものです。2階のへのエスカレーターも止まったままになっています。ダウンタウンの自宅から、散歩するのにちょうどいい距離にあり、よく訪れたものです。今では、ほとんど訪れることもなくなってしまいました。
アロハタワーから山側へ真直ぐ伸びる道路フォート・ストリートは、かつてはホノルル一番の繁華街でした。今ではデパートやホテルが並ぶモノクロの写真からでしか、当時を偲ぶことができません。大型客船から降りた観光客は、蜘蛛の子を散らすようにフォート・ストリートを通ってそれぞれのホテルに収まっていったものでした。
今のダウンタウンのフォート・ストリートには木々や花が植えられ、歩行者だけが利用できるモールに変わっています。フォート・ストリート・モールのビルのいくつかには、私立大学のハワイ・パシフィック・ユニバーシティ(HPU)がテナントとして入っています。昼間のモールは大学の若い学生たちで溢れています。
ハワイ・パシフィック・ユニバーシティ(HPU)が、アロハタワー・マーケットプレイス内の空きテナントを利用して学生寮とする案が実現に向けて進行中です。大学は、アロハタワー・マーケットプレイス内のスペースを学生250名分の寮と利用する準備が徐々に進んでいます。
アロハタワー・マーケットプレイス内で約15年にわたって営業を続けていた人気レストラン「チャイズ・アイランド・ビストロ」が、今月31日で閉店することになりました。昨日の新聞、テレビニュースにもなっていました。リース契約が今月で切れることと、大学の寮になることが決まったアロハタワーマーケットプレイスでは、営業が困難と判断したのでしょう。あるいは、リースの大幅な値上げが裏にあったのかもしれません。
「チャイズ」のタイ人シェフ、チャイ・シャオワサリー氏はハワイの代表的な料理人でテレビのショウや料理本を出しているアメリカ全土にも知られたシェフです。オープン当初からライブを聞きながらパシフィックリム(環太平洋)の料理が食べられるレストランとして親しまれてきました。閉店前の今月は18日のジェイク島袋、30日のハパなど豪華なゲストのパフォーマンスが予定されています。
チャイ氏の新しいレストラン「シェフ・チャイ」は、来年2月に今の店舗より小さなレストランをカピオラニ通りにオープンする予定だそうです。さて、気になるのがオーシャンフロントの「ゴードン・ビアーシュ」ですが、リースの法外な値上げがなければ、こちらは学生たちとも上手くやっていけそうな気がします。
それにしても、海からの爽やかな風の通るアロハタワー・マーケットプレイスで寮生活できる学生たちが羨ましい限りです。
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