日本では、冷たい緑茶と言ったら伊藤園の「お〜いお茶」、アメリカで冷たい緑茶と言ったら甘〜い「アリゾナ」。アメリカのレストランでは、アイスティーを頼むと、空グラスと「アリゾナ」の缶が出てきたりするほど一般的なドリンクとなりました。

ニューヨークのブルックリンの若者2人ジョンとドンが、1971年ビールをワーゲンのバンに乗っけて販売したのが事のはじまり。1992年に、お茶ドリンクを始めて、これがヒットして、わずか15年で今ではアメリカ一のお茶ドリンク「アリゾナ」になりました。「アリゾナ」のネーミングは、地図を見て暑いところを捜していて決定というもの。

東洋を連想させる梅の木のパッケージに強烈なアリゾナの文字に緑茶と漢字表記、日本人の私たちには全く理解できないこのアンバランスがアメリカ人には受けたようです。30年前のニューヨークの回転寿司屋での光景を思い出します。カウンターに着くと日本同様、熱い緑茶が出ます。日本で飲む緑茶です。隣のアメリカ人の行動に目を丸くしました。この緑茶に、テーブルに備え付けの砂糖のポットから砂糖をいっぱい入れています。すし屋さんに砂糖のポットが置いてあること自体、私には考えられないことでした。文化の違いにびっくりでです。

妙に甘い緑茶に、日本人なら誰もが違和感を感じます。緑茶に朝鮮ニンジンと蜂蜜入りとあれば、体にやさしいドリンクとしてアメリカの人々は口にするのでしょう。日本人としては、緑茶に甘さを加えることはとんでもないことです。でも、一旦この味に慣らされると、不思議なもので時にこの甘い「アリゾナ」がほしくなったりします。オリジナルの緑茶は、3.8リットルのお徳用もあります。またティーバッグもあります。緑茶に加え、今ではさまざまな商品が出ています。写真のスイカも悪くありません。

税収入に落ち込むニューヨークでは、コーラなどの炭酸飲料に、肥満税を課そうとしています。ヒットしたら、すぐに海外展開するのがのが普通の昨今、マーケットはアメリカ国内だけで十分と云うジョンとドンの企業展開には興味があります。健康志向のトレンドに乗ったアリゾナはこれからも、ますますアメリカで飲まれ続けることでしょう。



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