ホノルルのダウンタウンから行くと、カイルア・タウンに入る手前、左側のカイルアYMCAの裏手にオアフ島最古の神殿と言われている「ウルポ・ヘイアウ」があります。カイルアに向けて車を走らせると、カイルア・ロードからも住宅地に隣接するこのヘイアウが一瞬見えます。

伝説では、ハワイ諸島の先住民とも考えられている伝説の民メネフネと云う小人たちが、一晩でウルポ・ヘイアウを建設したと言われています。一晩のうちにメネフネが、石を運んで建てたと言われていることから、ウルポ(夜のインスピレーション)と名が付けらました。石は10マイル(16km)も離れたクアロアから運ばれていることが検証されています。

このヘイアウは北極星に向けて建てられており、その規模はおよそ長さ140フィート(42メートル)、幅180フィーと(54メートル)、高さ30フィート(9メートル)もあります。背後にはタロイモ等の沼地の農地が広がっていて、豊作祈願のために神殿として使われていたようです。また、ヘイアウの形状から、いけにえを捧げる祭壇として政治的な意味合いがあったヘイアウだとも言われています。

1795年カメハメハ王がオアフ島を制圧すると、このヘイアウは廃止されます。1800年代後半、中国系移民がヘイアウを利用して背後のタロイモ畑を稲作農地に変えます。1920年代には、このヘイアウの上で家畜が囲われて飼われてしまいました。家畜が石の上でもちゃんと立てるようにヘイアウの形状は変えられてしまいました。日系移民は1949年この地に家を建て、ヘイアウの上にブタ小屋を建てています。戦後、ヘイアウ(神殿跡)として保存されることになりました。

ハワイ古代宗教の神殿では、よく最下層階級の「カウバ」と呼ばれる人が神への「いけにえ」にされることがありました。私がこのウルポ・ヘイアウを初めて訪れた去年、なぜかこのヘイアウで「いけにえ」に捧げられて血を流す「カウバ」の姿が脳裏に浮かびました。

ハワイに王さまが存在するずっと、ずっと以前に作られた神殿。風雨にさらされて風化した石は長い年月を語っています。ダウンタウンのわずか200年の歴史とはまた違うハワイがここに存在します。ハワイの歴史に興味がある人は、そんな歴史が存在するカイルアのこの聖地を訪れるのもいいかもしれません。でも、なぜここが「癒しのパワースポット」なのか私には理解できません。

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