ハワイには天国を意味する「ラニ」が付いた地名などをよく聞きます。そんな天国の「ラニ」の付いた庭園(ヌメア・ラニ)があります。

ホノルルを一望する見晴らしのよい所と言えば、タンタラスの丘ですが、緑の中にある美術館(ザ・コンテンポラリー・ミュージアム) もタンタラスに負けていません。この美術館が、近くホノルル美術館に併合され、閉鎖されるそうです。その前に、もう一度ここを訪れてみました。

タンタラスの丘の中腹に位置するマキキの山にある3.5エーカー(1226坪)の美術館は、静寂な環境にある時間がゆるやかに流れる空間です。現代美術に興味がなくても、この敷地のガーデンを散策するだけでも十分足を運ぶ価値のある空間です。木々の隙間からは、眼下にワイキキの高層ビルが見えます。そしてその先にはダイヤモンドヘッドも見えます。

キリスト教伝道者として、1830年代にハワイにやってきた人たちの子供であるチャールス・モンタギュー・クック夫妻は、アジアとヨーロッパの美術品の収集をします。クック氏が亡くなると、夫人は美術品で溢れる家を、1927年にホノルル市に美術品と共に寄贈します。これが今のベレタニア通りにあるホノルル美術館( Honolulu Acacemy of Arts ) であり、マキキ・ハイツにある現代美術館の建物は、クック夫人の邸宅として1925年に建てられたものです。山の傾斜に合わせて造られた豪邸は、ホノルルの喧騒を忘れさせてくれます。豪邸につき物の、プールとテニスコートはもちろんあります。

1934年にクック夫人が亡くなり、娘さん夫婦が豪邸を受け継ぎ、1968年夫妻が亡くなり市に寄贈されます。1979年、「ホノルル・アドバタイザー」紙の社主に売却され私設美術館になりますが、1986年に市に寄贈され2年後に今の近代美術館が誕生しました。

この美術館の見所は、なんと言っても高級住宅地にある大きな斜面を利用した庭園です。天国のテラス(ヌメア・ラニ)と呼ばれる庭園は、アジアと西洋のテイストを持ち合わせ、当時建築関係の雑誌などで話題になった美しい庭園です。

敷地にあるカフェでピクニック・ランチを頼んで、バスケットに入ったサンドイッチとソーダを木陰でいただくのは贅沢な時間です。美術館に入るには入場料がかかりますが、庭園やカフェ、ギフトショップには無料で入ることができます。

美術館は閉鎖されても、天国のテラスはこれからも一般にオープンされることを願っています。「天国の海」も「天国のテラス」もあるハワイはやはり楽園なのでしょう。

*タンタラスには負けますが、そこそこの景色が見られるのがこの美術館の近くにあります。詳しくは明日にでもアップしましょう。

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