連日朝から夜中まで仕事、という状況で
全くブログを更新できなかった・・・(涙)

かといって、今日みたいに半ドン(夜出勤)でも
結局ハワイネタは無かったりします。

そんな日々なので、なかなかニュースを
見たりすることは出来ないんですが・・・

いやしかし、日本って国は異常だ。
毎日のように、「次期首相」と言われる安倍官房長官を
筆頭に、小泉首相や麻生外務大臣、もう一人の
首相候補、谷垣財務大臣の靖国神社への動向が
TVや新聞で大きく取り上げられ、報道されてる。

ここで政治的なことを書くと、僕も編集長と同じ
保守的な思想で感情的になるので、
事実のみを書いてみようかな、と思います。
要は
「歴史は事実の検証によってのみ、解明される」

ってこと。皆さんが、どれぐらい本当に事実を知って
TVや新聞を読んでいるのか。ぼくも書きながらお勉強、
皆さんも一緒に「靖国神社」についてお勉強して、
マスコミや新聞だけに踊らされず、自分で考えてみましょう!

ではでは、以下に淡々とわかってることだけを書きます。

「A級戦犯」

多くの人が「最も戦争で悪いことをした人たち」
と思い込んでいるこの言葉。多分、TVや新聞の
スポーツコーナーで
「◎×が優勝できなかったA級戦犯は誰々だ!」
とか言う使われ方をしたので、このように考えられてるんでしょうね。

実際には、カテゴライズであって、罪の重さ
の等級ではありません。本当は「A類」とか
言うべきだったのでしょうね。
A級戦犯は実は「平和に対する罪」という
罪状で、一番抽象的です。
中には重光葵のように、A級戦犯として裁かれた後、
外務大臣になった人物もいます。

ちなみに、戦時下での「虐殺行為」や
「大量殺人」などをおこなった、一番非道だと言われる
罪人のカテゴリーは「C級戦犯」であることを知っておいてください。

神社・神道の「分祀」とは

こちらも、知ってる人は少ないようです。
よく、討論番組などで
「そこまで中国・韓国が反対するのだから、A級戦犯を
 分祀し、参拝してはどうか」
という意見が出ます。政治家の中にも、あたりまえのように
「自分が首相になったら分祀させる」
と言う人もいます。戦没者の遺族の中にも普通に
「分祀」を口にする方がいます。

僕も神道は専門ではないので、無茶苦茶
詳しい、と言うわけではないのですが、神道の
「分祀」というのは、メインの神社から、同系列の
神社に神様の魂を分ける時に使われる作業、と
認識しています。実際、神道の専門家などの
意見ではそのように言われています。

つまり、実際に
「A級戦犯だけを神社から引き剥がすことができる」
作業ではないのです。神道の分祀をA級戦犯に対して
行うと、A級戦犯の魂が増える形になります。

なかには
「物理的な事ではないから、新たに
そういうことが出来る、と言うことでA級戦犯を
取り去る分祀にしてはどうか」
と思われる人もいると思いますが、宗教と言うのは
精神的なものがメインで、物理的なものは二次的
なのです。簡単に、今までに受け継がれていた
ルールを変えることは容易ではないでしょうし、それが
出来るのなら、宗教の精神が脈々と受け継がれてきた
歴史そのものを否定することにも繋がりかねません。

また、分祀が叫ばれるようになった背景には、
中国の「日本は中華文化圏」という発想が
あるといいます。
中国はよく
「靖国にあるA級戦犯の位牌を排除し、分祀せよ」
と言ってきます。
靖国は日本古来の宗教である「神道」に属する
宗教施設です。つまり、靖国神社には
「位牌」と言うものが存在せず、そういった作業は
できないのです。

「参拝中止や分祀で問題解決か」

では、靖国神社からA級戦犯がなんとか分祀されれば、
もしくはその時の首相が参拝しなければ、日・中・韓の関係
は改善されるのか、と言うことですが、可能性としては
難しい、と言うのが事実でしょう。
ここでその理由を詳しく述べることはしませんが、今まで
日本は中国や韓国に譲歩しつづけ、そしてそれでも
今の状況があるのです。

「河野洋平談話」というのはご存知でしょうか。
河野洋平が官房長官を務めていた平成5年に
韓国に向けて出された談話です。
内容は「従軍慰安婦の強制性を認め、謝罪する」
と言うものです。

「従軍慰安婦」というのは戦後に作られた造語で、未だ
学者の間では「日本政府の強制性」に対する意見が
二分しています。結果が出ていないのです。
その「従軍慰安婦」に対して、韓国政府が、世論の
反発を押さえるために日本に、
「今後は問題としないので、とりあえず認めて謝罪してくれ。
 後はこちらで何とかする」
と打診し、河野洋平官房長官(当時)は談話を発表しました。

さて、現在韓国では日本に対して「従軍慰安婦」の
問題を持ち出すことは無くなった、と言えるでしょうか。

実際には、逆にこの談話発表以降、日本に対する
韓国の反応はさらに強固になってしまいました。

むしろ
「事実だと認めたんなら、謝罪と賠償をせよ」
と。

これはあくまで「事実」の一例です。

靖国神社からA級戦犯を祀ることを止める、
もしくは、首相が参拝を止める、となった時、本当に
中国や韓国は日本ときちんと対等に外交をする
のでしょうか。

「アジア諸国の反発」

TVでよく聞く文言に「アジア諸国の反発が・・・」や
「今後のアジア外交が・・・」と言う言葉を聞きます。
しかし、実際に靖国神社参拝にアジアの国々が
そんなにも反発をしているのでしょうか。
実は、麻生外務大臣やその他の政治家の中には
記者に
「アジアと言っても中国・韓国だけではないですから」
と答えている人がいます。しかし、TVではカットされて
いることが多いです。

アジアの国、と言うのは38カ国ほどあります。
そのうち、例えば20カ国や30カ国が反対を
してるなら「アジア外交の懸念」は理解できます。
しかし、いつもTVなどで聞くのは
「中国や韓国などのアジア諸国の反発が・・・」
です。では、本当にアジアのほとんどの国が
靖国参拝を反対し、日本との国交を拒んでいるのでしょうか。
各国の声、と言ってTVで流される外国のニュースも
ほぼ中国と韓国だけです。

ひょっとすると、櫻井よし子さんが討論番組で言った
「あなたのおっしゃるアジアって、どこのことかしら」
と言う言葉がすべてを物語っているのかもしれません。

日本人は悲しいことに、戦後の教育の影響でかつての
戦争の話になると、思考がロックされてしまいます。
どんなに史料が出てこようとも、どんなに証言が
あってもすべて
「でも日本が悪いことをしたんだ。だからしょうがない」
と。
歴史と言うのはさまざまな側面があります。
日本が戦争をしたのも、色々な理由があります。
歴史と言うのは客観的に見る必要があるのです。
その上で、先達の行った行為を敬い、反省し
今後の「参考」とすべきなのです。
何年後も何十年後たっても、その時代の価値観に照らし合わせ、
感情的に過去を裁くのが歴史ではないのです。

ここまで読んで下さってありがとうございます。
あとは、靖国参拝が良いのか悪いのか、日本は
戦争で100%悪かったのか、今後も世界中に謝罪を
しつづけて行くべきなのか、を判断するのはみなさんです。

最後に、僕が読んで感動した文章を。
東京裁判で、数少ない日本の無罪を主張してくださった
方の一人、インドの代表判事パール氏の判決文の一部です。

「時が熱狂と偏見をやわらげた暁には、また、理性が
虚偽からその仮面を剥ぎ取った暁には、そのときこそ
正義の女神はそのはかりの均衡を保ちながら、
過去の賞罰の多くに、そのところを変えることを要求するであろう」
                     −ラダー・ビノド・パール−