ハワイ史9 カメハメハ四世

ハワイ王国の首都を、マウイ島『ラハイナ』からオアフ島『ホノルル』へ移転させてすぐ、フランスが攻めてきました。アメリカの力を借りてなんとか追い返しましたが、三世在任中には、ほんまにいろんなことが起きています。
カメハメハ・スクールが出してる三世の本です。王様1人に1冊の本が出てるんですけど、三世のが一番刺激的というか、かわいそうというか.....
ハワイ王国の独立を保証してもらうために、列強に特使を派遣することにしました。特使に任命されたのは、ジャッドさんという人です。ジャッドさんは、この世界特使旅行に二人の王子を連れていきました。カメハメハ大王の孫にあたる『ロト・カプアイワ(のちの五世)』と『アレクサンダー・リホリホ(のちの四世)』の兄弟です。
ジャッドさんについて書いてると長くなってしまうし、宣伝もしたいので、よかったら『ハワイタイムマシーン』をご覧いただけたらと思います。もったいぶるんじゃねえ!というみなさまはこちらをご覧くださいまし。今回の本で、ジャッドさんを研究する上で、すんごくお世話になったサイトです。
■布哇文庫
そもそも、ハワイに関連する書物を取り上げておられるサイトであります。
三世は1854年に亡くなります。その直前に、今後のハワイの歴史を左右するいろんなことが、決まったり起こったりしています。 ■1850年 外国人の土地所有OKになる ■1851年 イギリスと条約締結 ■1852年 新しい憲法/官約移民制度も導入される 1853年、日本に黒船がやってきています。日本はここから開国に向けて大きく動きはじめ、そして日系移民をハワイへ上陸させることになるのです。うーん、歴史ってつながってるんすよね。
1954年、三世が40歳で亡くなり、アレクサンダー・リホリホが就任します。カメハメハ四世誕生です。四世は、ジャッドさんたちと世界一周した際、アメリカ嫌いになっています。で、アメリカとの併合交渉を打ち切らせ、就任演説でもハワイ語で国民に自立を呼びかけています。 なかなか、かっちょいいスタートやったんですけど、語り継がれているのは悲しい歴史ばかりです。 ■1856年 クイーン・エマと結婚 ■1858年 アルバート王子誕生 ■1862年 アルバート王子逝く/四世も後を追うように....
四世はイギリス国教会の教会を建てることを決定していました。アメリカのプロテスタントではなく、イギリス国教会であるところがポイントです。残念ながら四世は見ることはできませんでしたが、教会は完成しています。ホノルル、ダウンタウンにある『セントアンドリュース教会』です。
この教会は、大きなステンドグラスがあることで有名です。これがそのステンドグラスです。中へ入って振り返ってみましょう。入り口のすぐ脇に、ひと組の夫婦が描かれています。
四世とエマ夫妻です。そして、その足元に、赤い服にくるめられた小さな子どもがいます。これがたった四歳で亡くなってしまった、アルバート王子なのだそうです。それにしても、みなさん、なんと命の短いことか。気の毒としか言いようがありません。そしてカメハメハ王朝も、あっという間に消えてしまうのであります。
更新日:2009年10月03日(Sat)
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