世界平和への祈り込める慰霊祭
「ブラッケンドキャンティーン(黒こげの水筒)セレモニー」

12月6日にUSSアリゾナ記念館にて粛然と開催




フォードアイランドにある太平洋航空博物館パールハーバーでは、今年も日本の零戦愛好会会長で静岡在住の菅野寛也医師らと共に、12月6日(水) 午前7時よりUSSアリゾナ記念館にて、日米両国の戦争犠牲者への慰霊と世界平和への願いを込める式典「ブラッケンドキャンティーン(黒こげの水筒)セレモニー」を開催します。



1945年6月の静岡大空襲の最中に墜落、殉職したB29搭乗員の遺品であった黒こげの水筒を拾い、「死んだら敵も味方もない」という怨親平等(おんしんびょうどう)の精神で、日本人犠牲者だけなく墜落米兵の慰霊を続けた僧侶 故伊藤福松氏の遺志と水筒を受け継いだ菅野医師は、1972年から静岡で日米合同慰霊祭を続けています。開戦50年を迎えた1991年、米兵の遺品である黒こげの水筒を手に真珠湾を訪れた菅野医師は、桟橋からこの水筒を使って献水し、犠牲者へ祈りを捧げました。翌年からは水筒にバーボンを入れ、以降は毎年真珠湾の海に献酒を続けてきた。菅野医師が個人的に始めた慰霊の献酒は、いつしか彼の活動主旨を知った退役軍人や家族の理解を得るようになりました。



真珠湾攻撃75周年の昨年には遂に、米海軍やホノルルの日本総領事館、太平洋航空博物館パールハーバーと共催で、初の日米合同追悼式典「ブラッケンドキャンティーン(黒こげの水筒)セレモニー」が開催されました。式典では日米両国の犠牲者の魂に黙祷を捧げた後、平和と和解への思いを新たに、黒こげの水筒を使って真珠湾の海に献酒が行なわれました。

菅野医師は平和大使として、今年もこの式典で献酒を行なう予定。この慰霊祭に関して、太平洋航空博物館パールハーバーのケネス・ディホフ館長は「国の境を越え戦争犠牲者を哀悼し、世界平和を祈り続けてきた今年84歳の菅野医師と共に真珠湾で日米合同の慰霊の式典を行なうことは、大変意義深いことです」とコメントしています。

このイベントの一般参加は先着順で要予約。予約は博物館イベントコーディネーターのゲイリー・メイヤーズ (808-282-6570)までお電話を。