日本にはこのニュースは伝わっているでしょうか?!
今、ハワイ島マウナケアの頂上に史上最大の天体望遠鏡TMTの建設がされようとしています。
TMTとは・・・Thirty Meters Telescope、つまり30mの主鏡口径の望遠鏡で、その施設の大きさは18階建てのビルに相当するそうです。そんなものが、ハワイアンの聖地マウナケア山頂に建設される!・・・ということで今、その計画を白紙に戻すように抗議活動が広まっています。
先日は工事着工を阻止する抗議活動を行っていた31名が逮捕されるという事態になりましたが、これをキッカケに抗議の輪は更に広がって来ています。
UHもこのTMTプロジェクトに賛同しているのですが、昨日はUHのマノアキャンバスでも何百人もの人が集まり、
抗議活動 
が行われました。
WE ARE MAUNA KEA!
このメッセージを掲げて、その抗議はハワイのみならず、メインランドや海外にも広がっています。
中には人類にとって宇宙に関するものすごい発見があるかもしれない!と宇宙のロマンや科学の発展のために、物凄い予算が組まれていて、もう決まったことなんだからいいじゃないか!という人もいますが、長い間ハワイアンの人々の信仰を無視した上でそういうことをするのは許されるものではないと思うのですが・・・
ハワイの人たちは、ハワイの神々を信仰していて、そしてそこにハワイの伝統文化があると同時に、自然と共存して来ました。今回の抗議はハワイアンの信仰のみならず、この工事のエリアに大切な水源があること、絶滅危惧種や固有種を有する保護区であることで、環境問題もあげられています。
因みに着工は4月20日まで延期されたようですが、それは今日まで開催されているメリモナークで多くのハワイアンがビッグアイランドに集まっていて、人々の注目も更に浴びているからなのでしょうか?!
今夜のメリモナークで、Kumu Hula Mark Keali‘i Ho‘omaluはKaneの演奏の前にハッキリとこの抗議活動をサポートするメッセージを出してから演奏していました。
この計画、アメリカ・日本・カナダ・中国・インドの5カ国共同プロジェクトで総工費1500億円のうち、25%を日本が負担するそうですが・・・
この計画に日本も関わっている(
国立天文台 
)ことが私にはショックだったし、ハワイに居ながらにして申し訳無い気持ちでいっぱいです。
が!私達も工事中止を求める抗議の署名に参加することが出来ます
HELP STOP THE DESECRATION
もしもこの思いに賛同されたら、是非
p.s.アイキャッチ画像はWe Are Mauna KeaのFBよりお借りしました
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