※一部修正。通りすがりのダイバーさん、ありがたきです。
私がお世話になっている某ダイビングショップの掲示板にて。楽しい話がいっぱいだよなぁ、なんて思いながら見ていると、とんでもない一節が。

帰りの便(飛行機)は夕方。で、その日の午前中は潜れるのでしょうか。

恐ろしい。なんて恐ろしいことを書いているんだろう。

ダイビングをしない人にわかりやすく書くと、ダイビングで潜るとかならず窒素が体内にとけ込む。ゆっくり浮上すると、それが少しずつ抜けていく。が、急激に浮上すると、飽和した窒素の量がガス交換で体内から窒素が抜けるより量より多くなり、窒素が気泡となって体内に溜まることとなり、体内の組織にダメージを与える。これを減圧症という。

また浮上してしばらくはこの窒素が体内に残る。これを残留窒素というのだが、この窒素は通常気圧であれば、十数時間もすれば完全に身体に悪さをすることなく抜ける。しかしこの十数時間以内に気圧が変化するとこの窒素は気泡となって体内に溜まる確率が高くなり、減圧症になる確率が高くなるのだ。
そう。午前中にダイビングをして数時間後に飛行機に乗るなんてのは、減圧症への道まっしぐら、なのだ。

スクーバダイビングでダイバーとして認定されるには、学科で勉強をして、テストで75%以上の点数を取らねばならない。その中にはこの減圧症についての知識も確認する。というか、ダイビングとは減圧症にならないように潜るレジャースポーツなので、減圧症についてはきちんと理解しないとダイバー認定されないはずなのだ。

しかしこの書き込みをした人は、まったく減圧症について理解をしていない人のようだ。もちろんこの人が悪いわけではない。一番悪いのは、正しい知識を理解するまで教えなかったインストラクターにある。このインストラクターは、一体どういうことを教えたのだろうか。商売だし、とりあえず認定しちゃえばいいや、っていうことで認定しちゃった、としか思えない。

そうであって欲しくはないが、こういうショップやインストラクターがそれなりにいるらしい。恐ろしい。末恐ろしい。更に言えばそういう現状に嫌気がさして、コースディレクター(インストラクターを養成する人)を辞めたという人を何人か知っている。
さて、これを是正するにはどうするのがいいのか・・・。いろいろと考えさせられてしまった。