こんにちは。Tak Kahawai-Kula Nui です。このコーナーでは、食文化系、 優れもの系、自然エコ系、 ヒストリー系 、それのミックスなどを Tak 的に紹介させていただきます。
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 <02> ビッグアイランド(ハワイ島)の優れもの
ハワイの各島々には水分の非常に少ない溶岩台地に生育するキアベという木があります。

ゴルフがご趣味の貴殿、貴女、前回のハワイ旅行中のゴルフ、ティーショットでフェアウェーを外してアメリカ大統領に打ち込んでしまい、ひどい目に会いましたな。そうです。そのアメリカ大統領の正式なお名前は、ハワイ語でKiawe (キアベ)という潅木です。覚えておいてください。キアベの木については後ほどもっと詳しく触れるとして本題に入ります。

2003年4月7日のホノルルの新聞 "Star Bulletin" によると、ビッグアイランドのコハラ地区の溶岩台地に生育するこのキアベの白い花にミツバチが蜜を集めにやって来ます。ミツバチは一生懸命働き、非常に珍しいこの花の蜜だけをひたすら集めます。間違えても絶対に他の花の蜜を運んだりはしないのです。

ビッグアイランド(ハワイ島)の優れもの

ビッグアイランド(ハワイ島)の優れもの

とてつもない数のミツバチは 100以上の巣に蜜を運びます。各々のコロニーには女王蜂を含めて5万匹いると言われています。そこにもちろん管理者がいます。リチャード スピーゲル(Richard Spiegel)さんと名乗る、もとヒッピーだったというちょっと変わり者の白人ビーキーパーです。彼は20年もの長きに渡り、蜂とお付き合いしているらしく蜂の巣をさわる時も、体に網をかぶったりしないで作業するのです。それでも彼は蜂に刺されることはないのです。そして、彼と彼のスタッフのほとんど、というか従業員というか、すなわち"働き蜂君達"が丹精込めて製品化する優れ物の有機食品は、非常に珍しい、デリケートで深みの有る、ソフトな感触の白い蜂蜜、その名も"ホワイトハニー"。

製品はピュアなホワイトハニーと、ジンジャーやLilikoi(リリコイ、パッションフルーツ)のフレーバーを付けたものと、ハワイアン伝説の女神"ペレ"にまつわる悲恋花レフア(Lehua)の花の蜜から創ったレフアハニーなどもあります。

はてさて、このすばらしい健康食品を私が最初に見つけたのはホノルルのロイヤルハワイアンショッピングセンターの3階にあったフランス女性が経営していた雑貨屋さんでしたが、今はその店はありません。現在の情報では、メイルオーダーを除くて確実に買えるのはハワイ島のカイルアコナの街にあるキングカメハメハモール(King Kamehameha Mall) 内にあるコナワインマーケット(Kona Wine Market) しかありません。読者のみなさんの中で、オアフ島でこのホワイトハニーを販売しているところを見つけたら教えてください。リチャードさんの会社の正式名称は下記のとおり。

VOLCANO ISLAND HONEY COMPANY,
住所は46-4013 Puaono Road, Honokaa, HI 96727
電話 808-775-1000 Toll free 888-663-6639

パーカー牧場のあるワイメアとヒロの間ぐらいの場所にあるようです。インターネットで社名をそのまま入れればホームページが出てきます。美女なのにもっと美女になりたい女性、少しばかり健康が気になり出したあなたの先生や先輩に、自分の料理に蜂蜜を利用する料理マニアに、シンプルに紅茶に入れて楽しむ方に、ここに書かれた程度の能書きを添えて、お土産として差し上げたら喜ばれますぞ。

(もちろん、もっとうんちくを添えたいならホームページからどうぞ)

最後にキアベの木の話。この木はハワイ全島のどちらかというと低地、乾燥地帯に生育しています。乾燥地帯で地下水を摂取するため、根っこが地上の背丈の3倍もある非情に生命力の強い木なのです。

この木は火力が強く、この木で焼いた肉は独特のスモーキーな香りが付くようで ハワイではこの木の火を使ってお肉を焼く場合特別に "Kiawe Steak" (キアベステーキ)と呼び高級味付けとして扱われます。

ちょっと洒落たレストランのメニューを見ると必ずステーキのところに"Kiawe""Kiawe Grilled" の文字が躍っているはずです。日本で言うならば、さしずめ"備長炭の串焼き"てなところでしょうか。

ホノルルマガジンという雑誌が選ぶ権威あるレストラン表彰"HALEAINA AWARD"(ハレアイナアワード)で2007年のレストランオブザイヤーに選ばれたのは"ALAN WONG"というレストランですが、そのオーナー、アランウォン氏が経営するもうひとつのレストラン"PINAPPLE ROOM"(アラモアナセンター)では、なんと溶岩で出来た炉にキアベの薪を燃やしてステーキを焼くところを見せるという懲りようです。

いずれにしろ次回ステーキをいただく時はその辺注意して味わってみてください。植物専門書によると、この木はもともとハワイに生育していたオリジナルの植物ではなく、アンデスなど南アメリカ産でローマンカトリックのお坊様たちがハワイに持ち込んだものと書かれていました。それによって駆逐されてしまったコアやオヒアなどのハワイのオリジナルの植物もあるとか。ちょっと複雑な気持ちになりますな。

 

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