勝沼のワイナリーを巡り、春日居の桃の花を愛でようという老夫婦の欲張り旅であります。
この記事は2016年(平成28年)4月12日のものです。

現在の岩下温泉旅館は最近新築した鉄筋コンクリート造りの旅館ですが、以前湯治湯として営業していた建物が現在立ち寄り湯として営業を続けています。一旦宿を出てお隣の旧館にも行ってみました。

趣のある建物。こっちに泊まりたいもんです。

昼間の時間だけ立ち寄り湯の営業をしているそうです。ちょっとした銭湯感覚で立ち寄るのも良さそうです。

鶴亀老夫婦は岩下温泉旅館本館の宿泊客なんですから立ち寄り湯の料金はかかりません。部屋に用意されている湯籠をぶら下げて行けばOK。この湯籠がパスポート代わりなのね。

地元のランナーさんがメッカと仰ぐ「走湯神社」は岩下温泉旅館のお隣です。笛吹川沿いにLSD(ロング・スロー・ディスタンス)走して「走湯神社」にお参りして岩下温泉旅館でクールダウンするのも楽しいランニングになりそうです。

古い古い旧館ですがお風呂は綺麗なタイル貼りです。湯舟が二つあるのは手前が源泉100%(つまりはお湯の温度30度以下の冷たい)のありがたいお湯であります。奥の湯舟は加温されて心地良い温度になっています。この二つを交互に入っていると、あら不思議!体が温まってくるではありませんか。古来からこんな入浴法だったそうです。

幸いな事に貸し切り状態で源泉を楽しめました。

さて、昔の湯治場で使われていた源泉の湯舟があるというので探索してみました。
厄介な事に昔使われていた湯舟は脱衣所から一旦廊下に出て反対側の階段を下らないと行けない造りになっています。
きっと昔はそんな造りじゃなかったんでしょうけど増改築しているうちにこんなんになってしまったのでしょう(推測)。
廊下に誰も居ないのを見計らって脱衣所からすっぽんぽんにタオル一丁で階段を下ります。
どきどきどき

階段下にはこんこんと源泉が流れ込む広い湯舟がありました。たおやかな透明な、しかし迫力ある温泉に浸かりましょう。

じっくりと岩下温泉旅館の源泉を楽しませて頂きました。石和温泉のすぐお隣にこんなお宿があるなんて今まで知りませんでした。大菩薩や乾徳山の帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょう。

湯上りには番台(?)横の休憩スペースで鶴弥を待ちましょう。ここもどっしりと落ち着いた空間です。お腹が空いてきました。そろそろ夕ごはんの時間です。

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