皆さんご存知の通り、かねてから計画されていたハワイ島コナ空港の滑走路延長工事がいよいよ始まります。
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  事の起こりは「人の物は自分の物」のお国柄の観光客の増大によるワイキキの環境悪化が深刻な問題になってきた事でした。事態を深刻に受け止めた合衆国政府並びにハワイ州政府は、ワイキキの中央部に某国の観光客を収容する特区を設け、大いにお金を使って貰う事になりました。
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  定められたエリアは東西は旧DFSから旧インタマまでのカラカウア大通りとクヒオ通りで囲まれた地域です。現在行われているインターナショナルマーケットプレイスの工事は実はこのプロジェクトに基づくものなんです。
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  このエリアでは日本経済バブル絶頂期に日本人観光客が湯水の如くお金を使ってバブルを謳歌していたのですが、最近の日本人は賢くなってあまりお金を使わなくなってきたのも原因の一つなのでしょうか。一方、ホノルル空港の発着枠にも無茶な要求が突きつけられてきています。「人の物は自分の物」のお国柄の航空会社から強い圧力が加えられてきました。「今まで日本の航空会社に割り当てられていた発着枠を半減して某国からの直行便に振り分けろ」というのです。
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  とはいえ、今までハワイ経済だけでなく長い間の文化形成を支えてきた日本人にはどのようにして頂きましょうか。議論百出の末、「日本人観光客にはハワイ島に行ってもらおう」という方向性が出されました。一方、ハワイ島側では地元有力者マサシ氏の提案により観光開発を底上げしていこうと大規模な誘致活動が始まりました。
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  「人の物は自分の物」のお国柄の観光客にはワイキキでお金を使って貰って、物静かな日本人観光客をハワイ島に誘致する。ハワイ島の経済躍進の期待が高まります。では、札幌、仙台、成田、中部、関空、福岡の各空港からハワイ島に777などの大型機の直行便を運航したらどうだろうか。
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その為にはコナ空港の改修工事が不可欠になります。以前ZAL航空が747を就航させていた事を覚えていますか?ZAL機の就航日だけ入管職員をホノルルから派遣しなければならないし、帰りは一旦ホノルルで降りて出国手続きをしなければなりませんでした。ZAL航空の撤退により日本人にとってハワイ島は遠い存在になってしまっていました。

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一番ネックになっていたのはコナ空港の滑走路の短さでした。全座席に乗客が乗った場合、その荷物と日本までの航空燃料を積み込むと現状のコナ空港の滑走路では飛び立てないからです。かつてZAL航空が運航していた頃も、日本へのフライトにはコナからの乗客数を半分以下に制限してホノルルまで飛行して、オアフからの乗客を乗せ成田までの燃料給油をしていました。

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  八方丸く収まる名案でコナ空港の滑走路延伸工事が始まろうとした矢先、「NPO法人;ハワイ島溶岩保護団体」(=通称;ペレの子供達)が反対運動に立ちあがりました。コナ空港の滑走路延伸工事によりケアホレ地区の溶岩台地の環境が悪化するというのです。
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  「ケアホレ大明神のたたりがある」というのが「ペレの子供達」の主張です。偶然にも活動が活発化した溶岩噴出の増加が「ペレの子供達」を後押しします。このままでは近隣住民を巻き込んだ大規模な反対運動になりまねません。
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  州政府と「ペレの子供達」の間で収拾案が模索されました。双方から信任の篤いマサシ氏が間を取り持ちました。その結果、現在の空港敷地の範囲で滑走路の延伸を計り、ケアホレ大明神の怒りに触れぬよう御払いをする事で決着。今年の4月からいよいよ工事が始まる事になりました。まず滑走路延伸の用地となる空港のエンタランス部分の移設が始まります。
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  今年のGWにハワイ島に向かわれる皆さん。コナ空港のシンボル・フラガールの像の位置が変わっている事に気がつかれると思います。滑走路延伸の為、移転する事になったんです。
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フラガールの像は、いたち川遊歩道の脇HawaiianStylehttp://www.mo-hawaii.com/tam/の像のお隣りに移設されました

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近所には、つい最近ヒロハッティの空港支店も出来上がりました。日本人観光客を迎え入れる準備は着々と整い始めています。

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日系人の篤志家から寄付を受け、三体だったフラガールの像は五体になりました。以上、JR本郷台駅前いたち川遊歩道よりお送りしました。では皆さん、来年も又4月1日にお目にかかりましょう。ふう

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