散々迷ったけど今年の紅葉の濁り湯を断念しました。
この記事は2020年09月04日のものです。

ここは岩手県秋田県の県境にある老夫婦のお気に入りの温泉宿であります。純白というよりはやや青みがかった高温の濁り湯が自噴しています。空気に触れて暫くすると白濁の硫黄泉になります。紅葉の時期、ここの露天風呂はご覧の通りの大パノラマが楽しめるんです。

んだから予約殺到して毎年3月に秋の抽選受付が始まり競争率の高い人気の宿です。亀次朗は昨年抽選に当たったもののその夏の膝人工関節手術の予後不良でキャンセル。今年に賭けていたんです。願いは叶って目出度く当選。しっかし今年はチャイナコロナが襲いかかります。


七月に入って宿から「亀次朗さんからは三泊の予約を頂いているんですが感染防止の観点で二泊までにして頂けませんでしょうか?」って言うんです。その後、宿のスタッフと数回直接電話のやりとりをして「8月末頃までに結論を出しましょう。」と様子見していたんです。しかしながら流行の拡大に加えて無能な政治家や役人の景気刺激政策(=ウィルス拡散政策)により8月には収束どころか拡散傾向が顕著になってきたのであります。

このお宿は秋田県の第三セクターによる堅実な経営で(多分)滞在中には感染の危険も少なく快適な滞在が望めるでしょう。しかし宿にたどり着くまでには自宅最寄り駅から東京駅まで行って新幹線に乗り換えて一関まで向かい前日泊し翌朝の乗り合いバスで一時間以上掛かるんです。このリスクに持病持ちの高齢者夫婦は躊躇してしまいました。散々迷った挙げ句、老夫婦は紅葉の濁り湯滞在を断念する決定をしました。残念であります。

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