R60★亀(亀次朗)であります。
久し振りに「えにし」にやってきました。
この記事は2019年02月24日のものです。
00タイル


大勢の観光客で賑わう鎌倉駅前にあってもっぱら地元民だけを相手に商売を続ける小さな鮨屋があります。今すぐにも朽ち果ててしまいそうな丸七商店街の奥底でひたすら旨い寿司を握っている怪しい寿司職人が生息しているのであります。
01駅前地図


入口からして、いかにも怪しげな丸七商店街。この先にある私立の女子校ではかつて「通学の途中に通ってはイカン」という生活指導があったそうです。(今はどうだか知りません)お陰でよっぽど物好きな観光客でなければ外来者が足を踏み入れる事がない鎌倉市民のオアシスであります。
02丸七入り口


長い雇われ時代の修行から思い切ってこの街でお店を立ち上げてかれこれ10年にもなるそうです。東日本大震災の計画停電や景気の落ち込みを乗り越えてようやく10年の節目を迎えようとしています。
03カウンター


流石に10年の年月の中であちこちと痛みが激しくなってきたようです。大将は思い切って水回りを中心に包丁場の改修に踏み切りました。2月25日から約十日程「鎌倉駅前怪しい寿司居酒屋えにし」はお休みとなります。観梅に鎌倉訪問を予定されている皆さん、申し訳ありません。
「大将、またどっか行くの?」
と水を向けてみました。この夫婦は無類の海好きです。沖縄か、グアムか、ハワイにでも行って来たらいいのにって思っていたら「工事の進捗が気になっているのでほとんど毎日立会いです。」っていうんです
「お金も結構掛かるからね。贅沢は出来ません。強いて言えば箱根か伊豆の立ち寄り湯に日帰りしようと思っているんですよ」
いってらしゃい、いってらしゃい。

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では、いつもの通り青魚を少しづつ盛り合せて頂きましょう。左から小肌、しめ鯖、鯵、鰯。絶品の近海魚が並んでいます。ピカピカ、ツヤツヤしたお姿は口に入れても期待を裏切りません。とろりと淡く消えてしまうような食感を名残惜しく味わいます。
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青魚盛り合わせを頂いてホッと一息。よくよく見れば目の前に見慣れないお魚が静かに出番を待っています。これって。。。もしかしてニシンでしょうか。
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「いいニシンが入ったからね」と大将が自慢気に見せてくれました。「小骨の処理がちょっと大変だけど味はいいよ」というのでお造りにしていただきました。つやつやとした上品なお味。神奈川県大井松田の銘酒「松緑」がお相手してくださいます。
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でました。鎌倉駅前怪しい寿司居酒屋「えにし」特製の「プリン体アラモード」ふわふわの白子と鮟肝の合わせ技です。付け合わせには食感を変えて河豚皮の細切り。日本人に生まれてきて良かった!と思う瞬間です。
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んじゃ、そろそろ握っていただきましょう。さっき食べた青魚が忘れられません。鯵と小肌のコンビネーションです。
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〆はやっぱり白子軍艦巻きでしょう。旨いもん程からだに良くないというのは分かっているんですがやめられません。
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【おまけ】現代社会における大きなテーマになっている「フードロス」。まだまだ食べられる食材を賞味期限が近いからって処分するのはとてももったいないことです。翌日からの大改修に備えて寿司ネタを処分するというのです。右からマグロ赤身、雲丹(箱ごと)、玉子焼き、帆立、甘海老、ハマチ、つぶ貝、イカゲソ、ホウボウ、カンパチ、子持ち昆布。この画像には載っていないけど大量の寿司飯も鶴亀家で処分することに成りました。ごっそさんです。
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