R60★亀(亀次朗)であります。
なかなか信じてもらえそうにないけどマグロは甲府に限るんです。
この記事は2018年(平成30年)4月23日のものです。
タイルレストラン


「秋刀魚は目黒に限る」といった世間知らずの殿さまの落語があったけど「マグロは甲府に限る」というのは決して落語のネタなんかじゃないんです。これはれっきとした総務省の一般家計調査に基づくものであります。例えば「餃子のトップ争いは宇都宮か浜松か」だとか「シューマイは横浜か神戸か」だとかの購入実績をヒマなお役人が毎年調べているんだそうです。その資料の中に「マグロ」があって購入金額・購入数量の第二位に甲府市がランクインされているんです。1位は静岡県静岡市というのは何となく分かるんだけど一番近い海から100km近くも離れている山梨県甲府市が第二位というのは不思議な気もします。
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しかしながらマグロが山梨県民のソウルフードである事は間違いありません。特にお祝いの席に鮪は欠かせない食材です。鮪の無い宴席など一挙に格落ち感を感じてしまう県民性であります。今でこそ交通機関が充実し冷凍技術も格段に良くなってきていますが、紅顔の美少年だった亀次朗が夕飯に丼ぶり鉢に目いっぱいの大量の大根おろしとともに鮪のブツ切りが登場するのを感動の目で見ていたのはまだ「氷で冷やす冷蔵庫」が家宝であった今から凡そ60年近い前のお話しなんです。
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あの愚かな日中戦争の前まで山梨県への鮪の流通は馬車や人の背中に括りつけられて静岡県の港から山越えしてやってきたんだそうです。そんな貴重な食材を長く商っているお寿司屋さんがあるというのを芋子(亀次朗の実妹)から聞きつけて「魚そう」というお店にやってきました。「街なかのお寿司屋さん」とはいっても銀座Q兵衛やスキヤキ次郎のような高級店じゃありません。甲府市内の住宅地の中にひっそりと佇む小さなお店でありました。
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お昼過ぎとはいえ意外にも大勢のお客さんがランチを楽しんでいます。四人掛けのテーブルが12卓程、二階には宴会用の座敷もあってきっと無尽講なんかで使われているんでしょう。
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早朝に自宅を出て鰍沢まで行ってきました。帰り道に青柳の造り酒蔵で試飲三昧。甲府までバスに揺られて信玄ワイン訪問。ちょっと疲れたんで喉湿し。300ccの生酒を頂きましょう。烏賊ゲソやミミの辛み炒めはお店からのサービスです。
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お目当てのランチ握りがやってきました。ここの握り寿司はとってもでっかいんです。地元のひとにはそのまま出されるんだけど、初めての人にはビックリされるんで最初っから一貫を包丁で半分に切って出してくださいます。亀次朗は何も言わずにオーダーしたんだけどしっかり半分カットされてきました。他所者ってバレバレです。
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ご覧の通りマグロがメインの寿司ランチ。いや、ほんまに鮪旨いです。ランチのネタには充分過ぎます。おまけに結構なボリューム。ランチメニューには鮪握りだけってのもありました。次回はそっちもいいかも。煮烏賊も〆鯖も一級品です。
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甲府駅からゆっくり歩けば20分位。甲州名物のカツ丼の方が宜しければこの近所にある「とん甲」がオススメです。
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