■修学旅行事前学習 ------ 東大寺学園編
ハワイの地理・地形について ---- もどる▼
ハワイ諸島の地形について
《地形と気候の関係について》

ホノルルの位置は北緯21度19分、西経157度55分。太平洋の真ん中にあって年間をとおして貿易風が吹き抜ける温暖な気候で熱帯に属します。この風とハワイ諸島の周囲を取り巻く海の状態が天気を左右しています。ハワイには雨季と乾期があります。10月から4月が赤道低圧帯に入り雨季となり、5月から9月は中緯度高圧帯に入り乾期となります。雨季と言ってもホノルルではほとんど降らずシャワーという夕立が降るだけです。なので傘などはほとんど売ってません。

ハワイ各島は小さな島とはいえ、場所によってずいぶん天気が違います。ワイキキからダウンタウンにかけては晴天率が高めですが、アラモアナビーチから見える山の上にはいつも雲がかかっています。島によっても多少違いがありますが、だいたい島の北東地域は雨が多く、南西地域は天気がいい傾向にあります。これは北東から吹いている貿易風が運んでくる雲が、島の中央にある山地にぶつかって雨を降らせるからです。貿易風は一定の微風でマウイの温度を非常に快適にしておきます。風は毎時約5-15マイルに北東からです。それらは当然大気を冷やします。貿易風は、午前時間でほとんど、常に静かです。その影響でハワイ島では東部にあるヒロでは年間降水量が3,000ミリを超すのに対し、西側のカイルア・コナ地区はたった630ミリあまりと極端に違ってきます。マウイはカアナパリからラハイナはいつ行っても蒸し暑くて、ワイレアはドライな感じがします。オアフ島ではカネオヘやマノアが雨の多いエリアです。

太平洋が広大なので巨大なサーモスタットの役割をします。常に北東から吹く貿易風の温度が和らぎ、気候による変化も大きくありません。南から時折吹く暖かく湿った風(コナ・ウインド)がこの状態を時々変えるだけです。コナ・ウインドは貿易風の反対の方角から来て、悪天候がすぐに到着することであることを通常示します。

又、ハワイ諸島は、盾状火山が海底から徐々にせり上ってきて、なだらかな左右対称の山を作ることによって形成されました。現在の高低の多い峰や谷は、何千年にも及ぶ浸食によって形成されました。この浸食は、一定不変の天候形態をよく反映しています。年代的に新しいワイ島のなだらかなスロープから、古くて険しいカウアイ島のナ・パリコーストに向かって、北西に進むにつれて浸食の形跡が増大します。概して、最も深い谷は、各島の北または北東側の雨量の最も多い地点で始まっています。最も高い海辺の断崖と最も起伏の多い海岸線は、波の作用が最も強い北側の海岸にあるのが普通です。

《ハワイ諸島の火山について》

ハワイの火山は上に凸の緩い斜面からなる大型の火山で盾状火山という.これらは,ホットスポットの活動によって海洋地殻の上に形成された玄武岩火山である.溶岩トンネルによって大量の溶岩が火山体の周縁部まで運ばれることが,盾状火山のかたちをつくる重要なメカニズムらしい.

ハワイの盾状火山は,ひとつ一つが1万km3程度の体積をもつ.マウナロアは海抜4170mであるが,水深5000mの海底からそびえ立っているから,海底から測った高さは9000mを超える地球最大の火山である.ハワイの盾状火山は例外なく,山頂火口から2または3方向に伸びるリフトゾーンをもっている.リフトゾーンとは,山腹割れ目噴火が集中する地帯のことである.このため,ハワイの火山の平面形は長円または角の落ちた三角形をしている.

各島の火山を見てみると、ハワイ島はハワイ諸島の南東端の島で、全部で五つの火山があります。その中で最も活動的なキラウエア火山は、有史以来何度も噴火をくり返しており、特に1982年からは火山活動がずっと続いています。ハワイの火山は玄武岩質の流れやすい溶岩を流出しています。そしてハワイの砂浜は火山活動とサンゴによって作られています。マウイ島には3,000mを超えるハレアカラ山がそびえている。現在はほとんど火山活動はないが、山頂にはこのようなクレーターや噴石丘が見られる。又、オアフ島にはダイアモンドヘッド等の火山のクレーターが40ほどあります。

《ハワイ諸島の海底地形について》

ハワイ諸島は、地下のマグマが地表に噴き出る火山活動によってできあがったものです。地下深く(マン卜ルとコアとの境界付近)から立ち上がってくる熱いマグマの上昇流のことを「マントルプリューム」といい、これが地表に現れると「ホットスポット」と呼ばれます。ハワイ島は今まさに「ホットスポット」の真上にあるため活発な火山活動がみられるわけです。

ところで、地球の表面は、数枚の大きな「プレート」と呼ばれる地域で区切られており、このプレートは、プレートの下にあるマントル物質の対流にともなって、相互にごくゆっくりと移動しています。ハワイ諸島は「太平洋プレー卜」の上に位置しており、「太平洋プレー卜」は1年に10センチメートル弱の速さで西北西に移動しています。つまり、島がどんどん西に動いていくわけです。一方、「ホットスポット」の位置はほとんど変化しませんので、ハワイ島の前には、マウイ島、モロカイ島、オアフ島、カウアイ島が、それぞれ「ホットスポット」の上を通過し、活発な時期を過ごしました。ですから、ハワイの島々は、西に行くほど年老いた自然を持っているのです。

ハワイ諸島の最南端には現在も活発に活動するキラウエア火山と更に南の海面下にあるロイヒ海底火山を持つハワイ島があり、この島から北西にのびる島の列はハワイ島から離れるに従って上記のように島が作られた年代が古くなっている。ハワイ諸島の北西には環礁や海山が繋がるハワイ海山列が日付変更線を越えた東経170°付近まで続く。この付近で海山列は北に方向を変えてカムチャツカ半島の付け根付近まで続く。この部分の海山列は天皇海山群と呼ばれ、明治海山、神武海山、桓武海山などの名前が付けられている。これらの海山はひとまとめにして「ハワイ−天皇海山列」とよばれる。海山の年代もハワイ島から離れるに従って古くなっており、天皇海山の南端の桓武海山で4000万年程度、この海山列の北端にある明治海山で7000万年程度の年代を示す。これらの海山は太平洋プレートがハワイのホットスポットの上を通り過ぎていった痕と考えられている。天皇海山群がほぼ南北に並んでいるのは、4000万年より以前は太平洋プレートがほぼ北に向かって動いていたことを意味している。それ以降は北西に向けて動いていることになる。

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