
日本の大学、大学院生による「フラ」を題材にした論文が増えています。日本全国のそんな研究生から質問をいただいたり、意見や協力を求められることがある。そういう方々と交流できるのはとてもうれしいことです。(大したことはできないのだけど)
先日興味深い研究の協力をさせていただきました。
写真の女性、ハワイ神話やフラに関する論文を発表している「踊る教師」。現在東北大学大学院教育学研究科の博士課程に在籍している陽子さん。不思議な棒(?)で何をしているのかというと、身体の動きを映像でデジタル化、3Dアニメーション化する「モーション・キャプチャー」のための録画セッティング。ハワイのクムフラの踊りを「モーション・キャプチャー」するために教授たちとの研究チームでハワイに滞在していたのでした。詳しくは[(
http://www.hulalea.com/diary/hula.html|こちら)]。
今読ませていただいている彼女が書いた修士論文「ハワイにおけるフラの継承とは何か」の序章にはこうあります。
「ハワイにおけるフラは、舞踊がハワイ人の日常に入り込んでおり、多くの役割を持っている。フラという芸能が日常生活のあり方を考えさせ、規範する面からも筆者は、フラが教育的な行為であるととらえている。(中略) 本論文ではハワイ人の日常生活の中に織り込まれ、長い間習得され、身体化されているフラを、日本人であり現在フラを学んでいる筆者が、フラ継承における理論がいかなるものかの考察を進める」
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