1月その3「コアウッドのペンを作りたい」
ハローハローユースケZです。
コアコ「こんにちは!ハワイ在住のユウコと申します。義父へのプレゼントを考えていたら、『モアナコア』というコアの木を使ったペンが作れる技工所のことを知りました。ハワイに来てから本当にお世話になっている大好きな義父へ素敵なコアのペンをプレゼントしたいです」
それはとても素敵なことですね! 分かりました! 『モアナコア』さんに連絡してみますね。と、連絡したら、すごくよさそうな感じです。ユースケZもZパパへのプレゼントとして作りたくなってきました。編集長、作ってきていいですか?
編集長「っていうか、もう決めてるんやろ?」
やった〜!
依頼者 : コアコ
依頼者のユウコさんです。ハワイに住んでいてローカルの旦那さんと結婚しました。 大家族が夢で子供は5人くらいほしいそうです。コアのペンを作るユウコで以下コアコと呼ばせていただきます。
コアコ「今は子供三人います」
すごいですね。
コアコ「まだまだ増えますよ〜」
すごいですね。
でココがコアのペンが作れる場所、モアナコアです。一軒家ですね。 場所はキングストリートの佐野屋ラーメンの後ろです。
モアナコアではウクレレや高級家具でも有名なハワイアンコアウッドで制作する教室を開校しています。講習費無料(一部クラスを除く)を実施しています。
中に入るとこの方が待ってました。 イシマルさんです。
イシマル「いらっしゃい」
コアコ「宜しくお願いします!インターネットで見てとても素敵なペンと思いました。今までペンを作るなんて聞いた事がなかったので是非作って見たいと思いました」
ほかにもこんなクラスがありました。
■リボンレイ作り
■プリザーブドフラワー
■ウクレレ作り
■フィッシュフック作り
ペン選び、どのペンにしようかな?
イシマル「では始めましょう!まずペンのタイプを選んでください」
三種類ある中から選びます。 作り方や部品などは全て一緒です。違うのは部品の外側に見える色やデザインです。 これら全てはクラシックコースです。
★タイプ
■24Kゴールド
■メタル
■クローム
コアコ「う〜んどれにしようかな」
どれも良さそうな物ですよ。
コアコ「長年やってきたイシマルさんからの意見がほしいです。どれが一番良い物ですか?どれが一番高級感が出ますか?」
イシマル「物は全て一緒なんですがどれかと言えばクロームかな?」
コアコ「じゃそれにします」
ユースケZもそれにします。
パッケージの中にはこのようなパーツが入ってます。 これからコアの木を削って手にフィットするものを作ります。
イシマル「では下に行きましょう」
そこでペン作りをするのですね。
*写真はクロームのタイプ
コアコ「うわ!すごい本格的ですね、こんなにしっかりしてるとは思わなかった。この工具などは全部ハワイで揃えたんですか?」
本当にワークショップって感じですね。
イシマル「はははようこそ。工具などはハワイで全部揃えました」
イシマル「今日使うコアの木はカーリーです。カーリーとは木が風でしなって出来た柄の部分です。コアの木一本からわずか1%〜2%しか取れないレア物です。トラの目とも言われてますね。」
1%ってメッチャ貴重ですよね!
これが削る木です。 真ん中にあいてる穴に金属の部品が既にはめ込んであります。
イシマル「では早速削ってみましょう」
STEP ONE ドリリング
ドリルで縦の余分な木材を削ります。
コアコ「とても大掛かりな作業みたいですね」
イシマル「はい、必ずゴーグルをしてくださいね」
削る作業はゴーグルをつけないと失明する危険性があります。安全を第一に考えて必ずはめましょう。
イシマル「目安は金属が見えたらストップです」
コアコ「削りすぎたらどうなるんですか?」
イシマル「削りすぎないよう私が見てますから」
こんな感じでかなり削ります。 いっぺんに削るんじゃなく少しずつ少しずつやらないと摩擦で木とドリルがとっても熱くなります。
ユースケZもやります。 中学生の時、授業で木のイスを作るプロジェクトがありました。 その時もこのようなドリルを使いました。
イシマル「じゃ大丈夫ですね?」
いや、削りすぎないよう見ててもらえませんか?
イシマル「ははは、冗談ですよちゃんと見ておくので安心してください」
このように手で支えるので削ったカスが飛んできます。 削ったカスが熱いのでちょっとビックリします。
コアコ「ちょっとビビッたよね?」
イシマル「火傷にはなりません」
だそうです。
STEP TWO 削りだし
次は形を削って整える作業です。 まずこの様な機械にセットします。 そして手に持ってるツールで削ります。
イシマル「ある程度削るとコアの形が四角から丸になってきます。丸い形になるにつれ簡単に削れていくので削りすぎに注意してください。このツールはこのように持てば削りやすいです。ツールの刃を上に向けたまま左右交互にずらしながら削ってください。」
コアコ「すごいですね〜ここまでやると本当に手作りって感じがしますね」
まずはイシマルさんがお手本を見せてくれました。
イシマル「とっても簡単だからね」
コアコ「フムフム」
なるほどですか?
イシマル「このようにとても簡単です。どうです、出来ると思いますか?」
こんな感じになりました。
コアコ「あ、すご〜いペンの形になりつつある」
イシマル「ポイントはね、このように外側を丸く削る事だね」
分かりやすくホワイトボードで説明してくれました。
コアコ「上のような形になればいいんですね」
コアコ「どんどん削れて楽しいです!これに勝る手作りプレゼントはないんじゃないですか?」
調子に乗ってると削りすぎますよ。
イシマル「まだ大丈夫ですよ」
ごめんさい。でしゃばりました。
このような綺麗な形に仕上がりました。
コアコ「木のブロックがこれになったなんて驚きですね」
イシマル「とっても上手ですね、ではユースケさんも同じようにやってください」
懐かしいですね〜ユースケZは高校の授業で陶芸も習ってました。 陶芸でもこのように削る作業があるんですよ。
コアコ「私の様に上手に削れるかな」
がんばります。
出来上がりました!
イシマル「二人ともオッケーです」
最後にイシマルさんがもう一度削って形を整えてくれました。
コアコ「丸みの付け方が難しかったです」
STEP THREE サンディング
次はサンディングの作業です。 サンディングとは表面を滑らかにすることですね。紙やすりによる研磨ですね。
イシマル「サンドペーパーが5種類あります。それぞれ表面の細かさが違いますので一通りやりましょう」
コアコ「粗いのから細かいのに行くんですよね?」
サンドペーパーは数が低いほど表面が粗いのです。
150
220
400
600
1200
削った物が粉状になります。吸い込んだらいけないのでマスクをしましょう。
イシマル「一箇所だけあまりやらないよう必ず左右に動かしてください。同じ箇所をやり続けるといびつな形になる可能性があります」
コアコ「ペンを作るのがこんなに面白いとは思わなかったです」
イシマル「フム...いい感じだね、その調子で残りもやっていこうね」
コアコ「明らかに私たちには見えてないものを見てる感じですよね」
それはもう、職人さんですから。
5種類のサンドペーパーを一通り使い終わったら コアコの木はとってもスベスベになりました。
コアコ「いつの間にか色も違うし光ってきましたね、嬉しいです!」
STEP FOUR コーティング
イシマル「コーティングの作業にはインスタントグルー(瞬間接着剤)を使います。自分で垂らしてもいいし私が垂らしてもいいですよ」
コアコ「じゃイシマルさんに垂らしてもらっていいですか?」
ユースケZは垂らしてみたいです。
イシマル「2〜3滴で十分です。垂らしたらすぐ伸ばさないといけません。瞬間接着剤なので乾く前に伸ばしてくださいね。こうやってササッとつけたら布切れで伸ばします。」
スピードが重要ですね。 一回コーティングしたら少し待ちます。新しくコーティングする場合、接着剤が完全に乾いてからやらないと意味がないそうです。
イシマル「今日はカラッとしてるからすぐ乾きますよ。逆に湿気が多い日は15分以上待たないといけません」
コーティングの作業は4〜5回ほど繰り返します。
イシマル「こうやって一度コーティングに使った布を置いとくと何回コーティングしたか忘れません」
確かに毎回コーティングする度15分待っていたら何回したか分からなくなりますね。
STEP FIVE バッフィング
コーティングの作業が終わりました。 次はコーティングの接着剤を滑らかにします。 ここでまたサンドペーパーの登場です。 今度は紙ではなくクッションみたいな物が出てきました。
イシマル「これはとっても細かいカスや余分な物を削り落とす作業です」
このサンドペーパーの種類は7枚。 1800から始まり12000で終わります。
イシマル「先ほどのサンドペーパーと違って下から押さえつける感じで削ってください」
コアコ「もうここまで来るとつるつるですね」
もう削ってる感じじゃなくて磨いてる感覚です。
イシマル「最後の仕上げにこれを使います」
コアコ「なんですか?これは?」
イシマル「これを使うと指紋が付かないんです」
すげっ!
じゃじゃじゃじゃーん!完成です!
コアコ「すご〜い!本当に私達がこれを作ったんだよね」
イシマル「OK、二人ともとっても上手でしたね。パーフェクトな形ですよ!」
イシマル「ではこちらへどうぞ」
奥の部屋に案内されました。
コアコ「え?入っていいんですか?」
ペンの端っこの部分をまたサンドペーパーらしき物で滑らかにしたらいよいよペンを組み立てます。
STEP SIX ペンを組み立てましょう
このような工具を使います。
イシマル「とっても簡単ですよ、後もう少しで完成です」
コアコ「すごく楽しみです」
イシマル「まずペンの上の部分を削ったコアの木と組みます」
ペンのお尻の部分ですね。
コアコ「外れたりしないんですか?」
イシマル「大丈夫です。とっても硬く入るので外れません。万が一外れたりしたらまた持って来てください。すぐ直しますよ」
はめ込む時もコアの部分が傷つかないようにちゃんと布でカバーしてます。
強引に押せばはまりますか?
イシマル「そうですね力強く、でも一気にやると斜めに入る場合があるのでちょっとずつね。クックッと押してください」
クックッとですね。
コアコ「すご〜い!これは本当に手作りなの?」
確かに普通に販売しててもおかしくないですよね。
イシマル「物は市販のやつよりいいものを使ってますよ」
イシマル「後は普通のペンみたいに組み立てればオッケーですよ」
コアコ「私そういうの全然ダメなんです。ペンとか分解した事がなく全く仕組みが分かりません」
簡単ですよ。基本的に大きなパーツ二つをくっつければオッケーです。
コアコ「これで一応完成ですね?やったー!」
イシマル「何か書いてみますか?」
コアコ「お〜!コアの木のグリップがとても手にフィットしやすいですね」
とっても書きやすいペンに仕上がりました。
イシマル「箱はサービスです。本当は別料金なんですけどね」
いいんですか?
コアコ「ありがとうございます!こうして箱に入ると改めて高級感が出ますね」
ほかにも色んなデザインの組み合わせ、コアの間に石を入れたり全てコアの木にしたりすることが出来ます。ほかにもペンだけじゃなく万年筆も作る事が出来ます。
イシマルさん!今日は本当にお世話になりました!
コアコ「モアナコア最高!ありがとうございました!」
イシマル「今度はウクレレ作りにも挑戦して下さい」
一緒に写ってるのは、イシマルさんの娘さんのヨシミさんです。リボンレイやプリザーブドフラワーを教えてます。家族で習い事を教えているんですよ!とっても温かくメッチャいい人たちでした!