Post-22008年の初冬、人生初のサーフィンの時のお話です。
画像はその時に同行の氏が撮影したものであります。
(ワイキキビーチ正面、通称デュークスと言うサーフスポットの辺り)
爽やかな海風を背にDHを眺める、波目線の醍醐味は
ここでボードに乗った人にしか味わえない、極上のひと時と言えます。

と綺麗事はこのくらいにして、オヤジの初サーフィンは悲惨そのもの
でした。なにが悲惨かって言いますと、まずパドリングが腕に堪える
んです。緊張と力みから必要以上に筋肉を使い、サーフスポットに着
く前にすでに腕が上がらなくなる始末。



日ごろより重たい楽器を運び、腕力には少々自信があったのですが、
普段使ってない筋肉を使うらしく日々の鍛錬など全く役に立ちません。
ベテランサーファーの仲間達は鬼人のごとくガンガン沖に進んで行くのです。
私は一人パワーの落ちた左腕のために同じ場所をクルクル回ってばかりで、
漂流の一歩手前の状態に陥ってしまいました。

体力の消耗が激しく体も重い、もがく程にドツボにはまり、南国の陽射しが
ジリジリと背中を焦します。サーフィンは魔だと思った時には既に遅く、自力
でビーチに帰還する事もでき無くなっておりました。
そんな私を見かねたインストラクターの兄ちゃんが、親切にもGO!とボードを
押してくれました。この時気づいたのです、同時に陸上練習を受けたハオレ
の人たちは、かなり陸に近い浅瀬で楽しげにパチャパチャやってるではありま
せんか!

そのパチャパチャに向い、我がボードはGO!の合図で強烈な速度で突っ込
んで行きます。勿論制御不能です・・・
さらに悪い事に腕が上がらないのに、何とかランディングしようと試み
た私は、ボードの上で「ロダンの考える人」の様なポーズのまま風を切っ
ていたのです。驚いたのはパチャパチャに付き添っていたインストラクタ
ーで、振り向くけばボードに乗った「考える人」が頭にゴツン!
私のサーフィン初挑戦は心身ともボロボロで終了したのでありました。

翌日の筋肉痛は筆舌に尽くしがたく全く上がらない腕のため、こまわり君
の死刑ボーズで「あれがね、ダイヤモンドヘッドだよ」と初ハワイの同行者
へ説明する始末でありました。もう2度とサーフィンなどやらんと思うとこ
ろですが、あのスピード感は病みつきになりそうな気配が致します。もしか
したら、再びボードに乗った「考える人」が何処かのビーチに出現するかも
知れません。