
さて、三日目です。二日連続のアップはいつ以来でしょう!?

そんなことはさておき、三日目午前中はお買いものデーです。スポーツクラブのフラ教室で着るパウを自作すると姉が言うので、開店と同時にファブリックマートに入店。ドンキホーテで朝食を買い、朝食の後はアラモアナ・センター、ワードと駆け回ってお土産やTシャツを購入。カカアコ・キッチンでお昼を食べてホテルに戻ります。午後は、モーハワイ・ブロガーのmaluhiaさんにヒストリック・ツアーに連れて行って頂くことになっているのです。
maluhiaさんは、姉と私に、手作りのTiのレイをお持ちくださいました。ダウンタウンを案内していただく予定だったんですが、お天気がいいので、その前にぜひ見せたいところがある、と案内していただいたのが、ヌウアウの森の中にひっそりとたたずむKANIAKAPUPU(カタツムリの歌)というところです(トップの写真)。パリ・ハイウェイからわき道にそれてしばらく行き、車を置いて10分ほど森の中を歩いた所です。
カメハメハ三世とカラマ王妃のサマーパレスだったところです。1845年に完成したとありますから、そんなに古い建物ではないのですが…。建物の入り口の脇に、説明を記した金属板があります。
KANIAKAPUPU
SUMMER PALACE OF KING KAMEHAMEHAⅢ
AND HIS QUEEN KALAMA
COMPLETED IN 1845 IT WAS THE SCENE OF
ENTERTAINMENT OF FOREIGN CELEBRITIES
AND THE FEASTING OF CHIEFS AND COMMONERS
THE GREATEST OF THESE OCCASIONS WAS
A LUAU ATTENDED BY AN ESTIMATED TEN
THOUSAND PEOPLE CELEBRATING
HAWAIIANAN RESTORATION DAY IN 1847
一時、イギリス海軍がハワイの統治権を奪った時期があります。ハワイの人たちはイギリス本国に訴え、1843年7月31日に5カ月ぶりに統治権が返還されました。この日は、Ka la ho’iho’i (復帰の日)とされています。その日を記念するルアウが1847年にこの場所で行われ、およそ一万人の人が集まって祝った、と書かれています。
そのような歴史も今は昔、静かな森の中、廃墟が広がるばかりです。
それにしても、150年ほどでこのガレキっぷりは尋常ではありませんね。1847年以降、この場所に関する記載がある文献は見あたらず、1874年の地図には既に「古い廃墟」と書かれているそうです。ほんの短い期間利用され、その後なぜか忘れられたようですね。
しかし、今は大切に保存されているようです。足元は綺麗に整地されていますし、私たちが訪れた時も他のグループと出会いました。説明の金属板が嵌めこまれた石には訪れた人たちが残したレイがのっており、人々がこの場所を大切に考えていることがわかります。maluhiaさんも、持参のティのレイをささげていらっしゃいました。
道路から少し入るだけなのに、別世界のような静かな雰囲気です。森の緑のきらめきと、崩れた石壁のコントラストが、かなしいような美しさでした。

さて、引き続き、ダウンタウンの歴史ツアーに向かいます。
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